キャッチコピーの作り方

お役立ち

キャッチコピーとは、セールスレターと言われるチラシやランディングページ(LP)の最初のパートとなる部分で、大きく一番目立つように描かれています。

ではキャッチコピーとはどのように生まれているのでしょうか。

今回はセールスコピーのキャッチコピーの作り方についてご紹介します。

イメージコピーとセールスコピーの違いを理解する

キャッチコピーといえば、どのような言葉をイメージされるでしょうか。
おそらく多くの方がテレビCMなどでの印象的なフレーズを意識されるのではないでしょうか。

ここ数年で私が最も好きなキャッチコピーはこちらです。

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです

2017年結婚情報誌「ゼクシィ」テレビCMより

これは「ブレーン広告グランプリ」で見事グランプリに選ばれた、ゼクシィのテレビCMのキャッチコピーです。今の時代を上手に切り取り、誰の選択も否定せず、結婚をポジティブに演出したセンスよく、素晴らしいキャッチコピーだと思います。

しかし、こと”セールスコピー”において、このキャッチコピーは参考にすることが難しいです。
なぜならこのキャッチコピーはあくまで「リクルート社のゼクシィ」という絶対的にターゲット層のほとんどが認知しているブランドがあり、「いつか結婚するときにはゼクシィだよな」「こういうスタンスの結婚情報誌いいな」と思うブランディング効果を狙ったものだと思われるからです。

こういったおしゃれでセンスの良い言葉を使用した”イメージコピー”と呼んでいます。

セールスコピーはイメージコピーとは異なります。
セールスコピーの場合、今すぐ購入してほしい商品があり、今すぐ提示したいオファーがあります。

おそらく多くの人がこの広告を見て「今すぐゼクシィを買いに行こう!」とすぐに行動するわけではないでしょう。

一方、ゼクシィの今月号の表紙を見ると、「今、絶対知っておくべき結婚お金Q&A100」となっています。これは、結婚をこれから控えている人なら誰しも知りたいですね。このコピーならば、ゼクシィという看板がなくても「今すぐ、この月の本が欲しい!」となるでしょう。私もかつて結婚する直前、パートナーとお金のことについて色々話したなぁと思います。(遠い目)

こうした「ターゲット(結婚を直近で考えている人)」がいて「悩み(お金)を解決してくれるオファー」があるのがセールスコピーです。

つまり、セールスコピーとイメージコピーの違いは「今すぐ購買させる」ためのコピーかどうかです。

キャッチコピーに必要な要素を整理する

では、実際にセールスコピーのキャッチコピーを書こうと思ったとき、どのような準備をすれば良いでしょうか。

まずは情報の整理です。セールスコピーとはあくまでターゲットありきです。
まずはどんな人に、何を届けようとしているのかを明確にしましょう。

そして、何を届けようとしているかは次の2つのいずれかに絞りましょう。

①欲求を刺激するもの
②悩みを解決すること

あなたが届けようとしている商品のコンセプトはファーストインパクトに必要ありません。
まず人は見たいものを見て、聞きたいことしか聞きません

キャッチコピーはターゲットに「見よう」と思ってもらうきっかけを作る必要があるため、まずはターゲットにとって何の利益があるかを伝えなければ、決して振り向いてはもらえないのです。
そして、そこからターゲットにとってのベネフィットを見つけ出していきましょう。

さて、ここまでは前提です。

実際にキャッチコピーを作るために必要な要素は10の要素があると言われます。

1、効果(〇〇できるようになる!など)
2、期間、時間(たった〇〇日で〜など)
3、やり方、やること、使い方(塗るだけで〇〇など)
4、価格(〇〇%OFF!など)
5、実績(〇〇個販売!など)
6、権威性(モデルの〇〇さん推薦!など)
7、緊急性、限定性(今だけ〇〇など)
8、専門性(〇〇なみなさんなど)
9、好奇心(日本人の〇〇%がやってしまっている間違い!など)
10、検索ワード(ターゲットが普段使用する言葉など)

前提であげたターゲットにとってのベネフィットをこれらの形式に打ち出すことでキャッチコピーは出来上がります。

初めはスポ根!書いて書いて書きまくるべし

ここまでお読みいただいた方は「要素は分かったけれど、だからどうやって作るの?」という疑問があるでしょう。

ここまでに書いていることは、セールスコピーの本を買えば得られる知識です。おそらく私のサイトでなくとも、どこかのネットページにもあります。
それでも作ることが難しいとされるキャッチコピー。

正直、あとはトレーニングしかありません。
上記要素をもとに、とにかく一つの事柄に対し100本!とはいかなくても50本は書いてみましょう。それぞれの要素に当てはめるだけで10本は簡単に出てきますしね。

私の経験から言うとおおよそ50〜60本くらいで全くネタが出て来なくなります。
しかし、そこからが根性です(笑)
夢にも出てくるほど悩んだとき、ふと、本当にふと明光が差し込んでくるものです。

と、根性論を語った上でトレーニングを日頃からしておくためのヒントをお伝えします。

日常は宝がいっぱい!日頃から意識してキャッチコピーを集めよう

実は日常的に私たちの周りにはキャッチコピーがいっぱいあります。
ポストを開ければ大量のチラシ、多くの商品にはポップアップシールが貼り付けられています。
これらを普段からコレクションしておきましょう。

「これはこのパターンだな」「こんなパターンもあるんだな」というある程度のパターンを認知することでベネフィットの出し方や見せ方、伝え方パターンのストックが自分の中で増えていきます。

「学ぶ」とは「まねぶ」(学ぶ)であり、「真似ぶ」(まねぶ)とも言います。

つまり何かを学ぶ時には真似することから始めることは決して珍しいことではありません。

※もちろんコピーやパクリは絶対にいけません※

せっかく日常的に生きたテキストがたくさんあるのです。
大切な教材として使っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
やっぱりキャッチコピーはプロに任せたいな、と思ったら、ぜひ下記からお問い合わせください!

●セールスコピーライティングのお問い合わせはこちらから
お問い合わせフォーム

●Twitter
@mojilobo

関連記事

この記事へのコメントはありません。